それは、「基礎」です。
リズムをキープするにも、以前にこのブログでも書かせて頂いたように、いわゆる「歌心」がないと厳しい訳ですが、実際にそれを「実現」すると言う事になると、それを意識した「基礎練習」が必要になります。
良いイメージをもって、「繰り返し」トレーニングする。
それも毎日。
以前、キューバに行った時に痛感した事がありました。
われら日本人は、ラテン民族やアフリカ系民族の音楽とグルーヴを「血」のせいにしがちです。
ですが、それだけでは安定したグルーヴを生み出すことは出来ないのだと感じました。
彼等はとにかく「練習」します。
練習量が半端じゃないのです。
個人練習を一日数時間、バンド練習も一日数時間。
ご飯食べて寝ている時以外は練習しているのではないかと感じるくらい。
繰り返し繰り返し練習することで(もちろん高いレベルでのイメージはありますが)、身体に染み付き、「血」となっていくのでしょう。
向こうの演奏環境は日本のように恵まれていませんから、機材や環境でごまかす事が一切出来ません。
だから、余計練習の大切さも分かっているのでしょう。
サッカーもそうです。
ブラジル人だけでなく、他のサッカー1流国の選手達は一様に「基礎」がしっかりしています。
今回行われたワールドカップでも見れたように、物凄く早いスピードで正確なプレーを行っていました。
「止めて」「蹴る」
この単純な作業において、日本代表と他の代表とのレベル差が際立っていました。
楽器においてちゃんとした音やリズムを出すのに「基礎練習」を繰り返す事が必要なように、サッカーにおいても正確なプレーをするための「基礎練習」を反復することが最も重要な事項です。
「基礎」が出来ていないと、高いレベルでの「楽しいプレー(サッカー・音楽共に)」が味わえない訳です。
見栄えの良い派手なプレーは誰もがやりたがりますが、「基礎は大事」というのは分かっていても、その重要性をどこまで理解されているかは少々疑問です。
コツコツ積み重ねる作業は日本人は得意な(だった?)はずです。
しかし、国が裕福(格差は広がっていますが)になり、物が溢れ、誘惑の多く、やるべきこと(と思っているだけのものも結構ありますが)が多いこの国では、「基礎をコツコツ」がないがしろになっているのかもしれません。
キューバもブラジルもあまり他にやる事がありません(失礼!)。
だから一つのもののレベルが高いのかもしれません。
ヨーロッパなどは長い歴史があります。
「基礎の重要性」は長い(プロサッカーの)歴史の中で培われてきたものであるのかもしれません。
そして、あくまでも戦いである試合において、致命的なミスは敗北につながります。
そのシビアさが南米、ヨーロッパでは「基礎技術(止める・蹴る・身体を使う)」の精度を高めていったと感じられます。
その重要性を理解し、実践できる指導者・プレーヤーが底辺(サッカーなら少年団、草サッカー。音楽ならアマチュアなど)から広がっていけば、すぐに変化を見られなくても先々確実に形となって現れるのではないかと考えています。
「いいかげん」は「良い加減」であって、「適当にやる」ことではないですから、と常に自分にも言い聞かせております(反省・・・・)。
■今回の1枚
DVDですが。
フランス人・ピエール・バルーが69年にブラジルで撮影した作品。
今は亡きバーデンパウエルが案内役となって、ブラジル音楽の情景を映し出しています。
画像は古いですが、景色などは「当時からあまり変わってないんだな」と感じます。
ブラジル音楽と言ったら派手なサンバなどを思い浮かべますが、こういったリラックスした感じもブラジルの一つでしょうね。
| SARAVAH 「時空を越えた散歩、または出会い」 ピエール・バルーとブラジル音楽1969~2003~ 販売元 : Amazon.co.jp DVD 価格 : ¥ | |