2008年02月12日

080209「カポ・サンバ」

当日は雪の予報でしたが、何とかもって開催できました。
年二回開催の保土ヶ谷競技場での恒例行事「芝生親子ふれあいサッカー教室」。

COJBはここしばらくは「カポ・サンバ」なるものを行っています。
カポエイラとサンバの造語ですが(単純!)、内包している意味はあるんです。

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カポエイラは「緩」
サンバは「急」

サッカーという競技はまさに緩急のスポーツ。
それも体のギアを急激に変えなくてはならないハードなスポーツ。
それに対応できる体作りがこの「カポ・サンバ」なるエクササイズの目的。

ただ緩急と言っても、漫然と動いていたのでは何の効果も得られない。
ので、一つ一つのフィールド上で必要な筋力や動きを想定して、3畳分のスペースがあれば出来る「場所いらずのサーキットトレーニング」として今尚開発中。

「緩」はただ遅いだけでなく、ゆっくりと伸びる筋力と柔軟性を獲ることが目的。具体的なサッカー版ストレッチを意識している。
その動きに最適であると考えたのが、カポエイラの動きとその音楽。
西アフリカ系の音楽はどちらかというと呪術的。
じっくりと聞いているとまわります(苦笑)。
しかしその動きをきわめて遅いテンポで行う事で、体の筋を伸ばし関節と筋力野稼動域を広げるのに役立つ。

「急」はサンバのような勢いのあるテンポで行う。
ご存知ブラジル体操のエッセンスも大いに入っているが、早く激しい動きで心配昨日の向上や、早い筋肉を育成する。

その後に又遅いテンポでクールダウンするというのが大まかな流れになる。

そのような流れで行うと30分ワンセット必要になる。
実際かなりハードで、いきなり全てこなそうとする必要は無い。
動きが無理なくできるようになるまで、繰り返し行う事が大切。
日本の下部育成年代ではあまり触れられる事の無い体の育成を行う事が目的。

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というのが概略です。

当日の模様や感想はほかのブログにも書かれているので省略しますが、何故毎回ここまでこんなにきついプログラムを繰り返し行うのかは、上記に示した目的があるからなんです。

いわゆる楽しませるサッカー教室とは少し違い(勿論そのエッセンスも大切ですので、考えながらおこなっていますが)、より実践的な教室になっていると思います。
「カポ・サンバ」が終われば基本的な動きや基本技術のレッスンを多少行います。
ただ、時間が短いのと繰り返し行える訳ではないので、より向上することや発展的なことは当スクールにおいで願うしかないのですが。
もしくは出張クリニックも相談して頂ければとのこと。

サッカーをはじめとする多くの球技は一人でプレーするものではありません。
これは複数で演奏する音楽とも、集団生活とも、企業生活とも共通するところがあります。
サッカー選手としてレベルアップしたいのであれば、視野を広げることが実は近道だったりするわけですね。

「急がば回れ」と。
posted by musica-cojb at 17:50| Comment(38) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

2/9保土ヶ谷公園親子芝生ふれあいサッカー教室(カポ・サンバ収録)

2/9に恒例となっている、
「親子芝生ふれあいサッカー教室」
を開催します。

保土ヶ谷公園を管理している「神奈川県公園協会」さん
校庭の芝生化を推進している「グラスルーター」さん
神奈川県庁サッカー部「グラスホッパー」さん
そして教室担当のCOJB
で共催している競技用・校庭用芝生の普及とサッカー文化の底上げを目的としたボランティアイベントです。

今回はこのイベントの模様と、COJB独自のエクササイズ「カポ・サンバ」の収録を行います(教室終了後)。

普段のスクール・ジュニアユースでも行っていますが、保土ヶ谷競技場のきちんと整備された芝生の上で行う「カポ・サンバ」は又格別です。
詳細は確定次第またお知らせ致しますが、神奈川県公園協会の保土ヶ谷競技場のHP(http://www.hodogayakouen.com/)にて発表される(はずです)のでそちらからお問合せ下さいませ。
posted by musica-cojb at 12:24| Comment(0) | イベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月26日

人間と音楽、音楽とサッカー

今年もそろそろ終わりですね。
急に冷え込み、年の瀬を感じる今日この頃です。

さて、音楽とサッカーについてつべこべ(苦笑)言って来たわけですが、COJBのスクールやジュニアユースにおいて、「カポ・サンバ」という形で取りあえずの形は出来たのではないか、と感じています。

と言っても、改良に改良を重ねていくことが重要であり、それをいかにわかりやすく的確に伝えられるかというのも重要になってきます。

「カポ・サンバ」は、カポエイラの重心の低さと柔らかい筋肉を必要とする動き、相手を揺さぶる「ジンガ」の動き、サンバやパゴッヂの軽快で陽気な動きとスピーディーな筋力を要素として持っています。
そしてそれが、サッカーという競技に対して非常に有用なスタイルにもなっています。
そういった文化を元々持っている国の選手にはスタートの時点で先に行かれているので、それを補い、日本人の良さを引き立たせようというのが狙いの一つでもあります。

まあ、サッカーをやられない方でも、「カポ・サンバ」は非常に良いエクササイズともなるでしょう。
正直きついです。自分はやらずに逃げてますが(笑)。

今はカポエイラやサンバの音源を使ってスクール中に行っています。
特にこの寒い時期には筋肉、関節、心肺のウォームアップには最適でもあり、あえて暗く寒いこの時期だからこそ強化時期としてとらえています。
そしてこれは繰り返し行う事が重要です。

数年後に自然にプレーに反映されている姿を早く見たいものです。
posted by musica-cojb at 12:31| Comment(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

071013「カポ・サンバ」報告

横浜・保土ヶ谷競技場で神奈川県公園協会、神奈川県庁サッカー部、グラスルーターの方々が中心となって、サッカーと芝生の普及のイベントを年に数回行っています。
そこにサッカー教室担当として我々COJBも協力させて頂いています。

そこで、音楽とサッカーの関連性とその重要性をエクササイズとして参加されている方々に体感して頂いている訳です。
試行錯誤して30分程度のエクササイズとして一定の形が見えたその一端を御披露目させて頂きました(まだ完成はしていませんが)。

エクササイズの名称は「カポ・サンバ」。
カポエイラの持つジンガの動き、サンバの持つ激しくリズミカルな動きを取り入れています。
それにしても、まあなんてひねりの無いネーミングでしょうか(苦笑)

ただ、理屈ばかり言っていても解かりにくいので、とにかく体感してもらい、身体で実感してもらうのが早いと感じています。
一見、音楽とサッカー、そのエクササイズの動き自体に「サッカーに必要ないじゃん」と感じる方は多いかと思います。
しかし、アフリカ系の伸びやかなリズムで行うエクササイズは、各関節(特に股関節)の可動範囲を広げ、実際にサッカーのプレーに必要とされる動きの範囲、筋力の強化に大きな影響を及ぼします。
もうすでに、リズムの中に必要な動きの要素が詰まっているのです。

下の写真は当日の写真です。
前半に使われる「カポエイラ」の音楽は緩やかで伸びやかです。
これは腰をぐんと落として、全身を使って大きなモーションで動くこと、リズムを感じながら合わせて動くことが肝心です。
これにより、柔軟性に富んだ筋力の強化になりますし、股関節の柔軟性を上げる事が出来ます。
続ける事により怪我をしにくい体を作る事も目的の一つです。

IMG_2167.jpg IMG_2164.jpg

この後テンポアップして一気に汗をかき、身体を苛め抜いてもらうのですが、ここでは時間は短めです。
そして、最後に今までやった動きが実際のプレーの中でどう反映されているのかをデモンストレーションしました。

IMG_2179.jpg

今まで何度もブログ内で述べてきましたが、音楽的・ダンス的な分文化を持つアフリカ系、中南米系の人達にとっては必要性の低いエクササイズです。
ですが、それがあまり持ち合わせていない日本人にとってはこの動きを身に付けることにより、ダイナミックなプレースタイルに結びつく事になるでしょう。
もちろん、これは某ブートキャンプと同じで続けなければ意味はありませんが(苦笑)。

現在反復できるように映像化に向けて準備中ですが、当スクール内では重要なエッセンスとしてトレーニング内容に組み込んでいます。
特に冬期寒い時期にこの部分の強化を図りたいと考えています。

実際にやられた方は感じたと思いますが、結構きついです(笑)。
女性の方にもお勧めですし、今はやりのメタボリック解消にも一役買えるのではないかと考えていますが(笑)。
このエクササイズの大部分は室内でも出来るものです。
そしてできれば同じ動きをとにかく反復してやって頂きたい。
音楽かけながら。
posted by musica-cojb at 11:42| Comment(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

年代別の取り組み〜続き

以前に点と線のリズムの話がありました。
比較的リズムを点でとらえる事はできます。
「1,2,3,4」と数える事が出来ます。
手拍子で4つ上記のように叩いてみましょう。
容易に出来ると思います。
これが4拍子。
でも人間のバイオリズムは2拍子です。
ですから、上記の4つの音を2つにしてみましょう。
その際、1と3の所を1,2とします。
2拍目と4拍目が空きます、いわゆる休符扱いにします。

通常であれば、2拍4拍は足踏みやらで拍子をとってしまうでしょう。
しかし、それでは4拍子です。
細かいリズムをわざと大きく取ることにより、線の動きを感じる事が出来ます。それも身体で。

どうしても同じテンポでやると、2拍4拍が手持ち無沙汰になります。
そこで体そのものをメトロノームの針や振り子のようにしてリズムを取ります。
大きくなだらかに。
そうすると点でとらえていたリズムが目に見える形で線になります。
更にいえば、その際腰を落とし頭のてっぺんに振り子の軸があるイメージで身体を振ります。
これがサッカー選手の身体を作るベースの動きです。
これは家でも出来ます。音楽でも聴きながら動かしてみて下さい。

<年代別の取り組み>

話が逸れてしまいましたが、ボールを使ったりする前にまずは身体で表現できるようにする事が第一歩です。
そのイメージ作りで上のようなやり方もあると言う事です。

さて、ではいつどこでどうすれば?具体的には?
という話になってきます。
音楽やダンスは実際的な動き以外に、陽気さも養えます。
それらが持つ躍動感はプレーする喜びにも直結します。

・ベース作り
幼児期から小学校低学年は、陽気さと体の動きのベースを養う時期です。
できれば生演奏で、踊りの見本があちこちらにいるのが理想ですが。
自然にステップや腰でリズムをとる動きを身に付けたい時期です。

・発展
ベースが出来ていて、ようやくサッカーという競技の特性にあった動き方の練習ができます。
大きな動きをとることによって、筋力への負荷をかけます。
中学生の前半くらいまでは、機械を使っての筋力トレーニングは硬い筋肉を作ってしまうので、こちらで柔らかい筋肉作りをします。

大きく分けてこの二つです。
単純なものです。
要は、継続する事、しっかりリズムや動きを意識する事が大切です。
ブラジル人はサンバやカポエイラのリズムで自然とそれを養っています。
それも小さな頃から。
それを人為的に作り出して、個人レベルで継続する事が未来への財産となるはずです。
何もサッカーの為と決め付けず、楽しみとして続けていければ最高なんですがね。
posted by musica-cojb at 11:09| Comment(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

年代別の取り組みは

「音楽とサッカー」の関係や重要性などを述べさせてもらっていますが、では具体的にどうするのか?
選手寿命が短く、プロ選手として完成を求められる年代がどんどん低くなっている現代サッカーではより早く集中して取り組むことが必要になります。

では、どうしたら?

サッカーに音楽が、特にリズムが必要である理由は、他に例を挙げるとするならば「ダンス」と一緒です。
「音楽」と「ダンス」どちらが先かはわかりません。
鶏と卵の話と一緒です。
でもこれ等の関係は、切っても切れないものです。

音楽の歴史は始めはどうあれ、多種多様な文化と形態を形作って来ました。
そして恐らく、最も普及し、最もプリミティブなものが「リズム」と「ダンス」であると考えます。
そしてその文化を色濃く継承している国や地域のサッカー選手の動きは、とてもリズミックです。
そして、それがサッカーというスポーツの動きに適している。

長い歴史の中で継承されていき、それが骨格や筋肉のつくりをしなやかでリズミックなものにしていったのでしょう。
だからといって、我々日本人が同じ土俵に立てないかといえば、それは違うはずです。
向こうにアドバンテージはある。
でも、方法はあるはずなのです。
それは研究し、実践し、継続して行かねばなりません。
一つの結果が出て、また次に・・。
その繰り返しでしょう。

ただやるだけでは意味が無い、あくまでもまだまだ氷山の一角が見えているに過ぎないと思います。
だから今時点で見えているもの、として書かせてもらっています。
その上で、今時点でどうしたら?を述べさせてもらいたいと思います。
(・・・・前置きが長いですね、スイマセン・苦笑)

<サッカーにリズムエクササイズを取り入れる意義>


ご存知の通り、サッカーというスポーツは筋力に相当の負荷がかかるものです。
これはサッカーだけに限らず、バスケットボール、ハンドボール、テニス、ラグビーなど様々な縦横、前後ろ、緩急を駆使して行うスポーツ全体に言えることです。

そして、それぞれのスポーツは競技性の違いにより、全く同じトレーニングメニューを行っているわけではありません。
それぞれに固有の動きがあり、それを体得する為のトレーニングが必要になります。
話をサッカーに戻しましょう。

世界レベルの選手達の動きを見てみましょう。
彼らの動きは非常にダイナミズムに富んだ、しなやかで大きな動きをします。
ドリブルの動き、キック、トラップの迎えに行く動作、体全体でボールをキープするしなやかさと強さ、相手をかわすタイミングと体の動き、ヘディングのとらえ方などなど。
トップレベルの選手達は、これだけ早いサッカーをする時代になっても、ミスが少ない。動きが柔らかい。

以前、ブラジルでサントスとパルメイラスの試合を間近で見る機会がありました。
セレソンにもいた、ジュニーニョ・パウリスタは試合の中でも存在感がありましたが、彼は大きくない。
恐らく日本人の中に入っても小さい方でしょう。
経験やセンスから来る、ポジショニングや戦術眼はさておいても、とにかく動きが早い。
その動きは均一に早いのではなく、伸びるのです。
速いパスが前方に来る。
均一な速さなら届かない。
でも彼の(地面の)蹴り足から、ボールをとらえるまで「グンッ」と伸びるのです。
ボールのスピードと動きを殺さず、ただ角度を変えただけというイメージ。
そしてそれを運んでいるのが彼。
加速するゴムのような筋肉を持っている、そう感じました。

あのしなやかで、伸びる動きはどうしたら身に付けられるのか?
そう考えた時に音楽性の違いに目が行ったわけです。
重く、しなやかなリズム。そして伸びるリズム。
がむしゃらに走っても、トレーニングしても得られるものではありません。
あまり身近に音楽やリズムを「生」で感じる環境が少ない日本では、その環境を人工的に作り出し、身体で覚えていくしかないわけです。
それによって、少しアドバンテージを持った彼らに近づき、その上で日本人的な「キレ」をコントロールできれば、もしかしたら日本は強くなれるのではないか?そう考えています。

決して日本人の能力を卑下しているわけではなく、サッカーという競技に必要なものの一つとしてそれが欠けているのが現状だと思います。
少し間が空いてしまいましたが、COJBでも徐々に再開する予定です。
あ、時間が無くなってしまいました。
この続きは近いうちに・・・。
posted by musica-cojb at 17:04| Comment(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

ブラジルフェスティバル

第2回ブラジルフェスティバル。
行かれた方も多いのでは?
他のブログ等で雰囲気などは書かれているので、ここでは違う視点を。

CA330130.jpg
※最終日ネギーニョのステージ。

会場ではあらゆる所でパゴッヂが開かれ、ブラジル人を中心に盛り上がっていた。
会場のブラジル人の比率は凄いものであったが、ブラジル好きの日本人も沢山来場されていた(自分もそうですが)。
踊りの輪の中に日本人も沢山いたが、微妙なノリの違いを感じる事が出来た。
ホントに微妙なのだが、これがいざサッカーをやりだしたり、音楽をやりだすと良く解かる。

不可能ではないと思うが、ある程度の年齢になると体と脳の組織が出来上がり、新規のものを100%受け入れるのが難しくなる。
自分なりに解釈をして受け入れることになる。
しかし、体の動き・ノリは頭だけで考えても出来るものではなく、組織の出来上がった大人の身体に染み込ませるのはかなり大変な作業となる。

今までも書いてきたが、リズム感と体の動きの重要性は説いてきた。
しかし、どの年代でやるべきかと言う事にも言及すべきかと思う。
遅すぎるという事はない。
が、早い方がいい。

感受性の強く、素直に体と頭に入る年代。
俗にゴールデンエイジと呼ばれる年齢一桁代。
できれば幼年期の頃に自然とリズムに親しむ環境があり、それが続く事が理想。
文化として、人が集まれば音楽(手拍子だけでも歌だけでもいい)が始まり、踊りだす。

大人の愚痴と酔っ払いだけの集まりなんて、子供にとっては面白くないだろうし(苦笑)。

ブラジル人たちはそういう場面を作るのがうまい。
というか、日本みたいに娯楽の幅が広くないから、フェスタが濃密なものになる。
日本もかつては全国でそうであったように。

今の日本で文化を作り上げるのは難しい。
が、サッカー選手の周りには必要だ。
posted by musica-cojb at 14:31| Comment(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

ポリリズムとサッカー

先日縁あって「アフリカン・ミュージック・ナウ」というイベント・コンサートに行ってきました。
セネガルの「サバール」やガボンのアーティストなど出演し、座ってみるのが勿体無いほど中身の濃いものでした。

その中で「ポリリズム」という言葉が出てきました。
簡単に言ってしまえば複合リズム。
二つ以上のリズムが同時進行し、音楽を形成するものです。
アフリカ系の音楽にはその色が濃く、ブラジルの音楽も勿論それに属します。

このコーナーでは「リズム・リズム」と強調していますが、リズムをキープする、正しいリズムを掴むという事が主題ではありません。
その一つがまさにこの「ポリリズム」なのです。

例えば全員が正しい、規則正しいリズムでサッカーを行ったとしましょう。
それは軍隊の行進のような体の動き全てが同じ、サッカーからすれば非常に相手から読まれやすい動きになります。
チーム単位でジョギングする場合も同様です。
この呼吸は2拍子ないし3拍子が多いようです。

「ポリリズム」とは一定のリズムとそれと異なるリズムが複合的に同時に進行するものです。
拍子で言ってしまえば、4拍子と3拍子が同時に流れて一体化しているものです。

相手を欺く動きをするには、相手と同じリズムやスピードでは読まれてしまいます。
相手のリズムを読み、それとは違うリズムで相手を幻惑する。
そういった「リズムの逆読み」が必要な競技がサッカーなのです。
ブラジル人は意識するしないに関わらず、これがうまい。
無駄なタッチが少ないのも、これが一つの要因でしょう。
以前に書いた、「リズムのノリ」とあわせて素晴らしい動きになります。

例えば、キューバにクラーベというリズムパターンがあります。
2小節の中に五つのリズムが入るもので、通常の4拍子より伸びと空間ができ、スピード感が増します。
2-3、3-2のクラーベと言います。
そのパターンに近いものがブラジルにも有り、3-3のリズムパターンが4拍子2小節内に存在します。
手拍子でよく使ったりもします。
これは代表的なブラジルでのポリリズムのスタイルですね。

日本人の場合はリズムをより細かくとらえようとする感覚があります。
だから動きがすばしっこいし、ダイナミズムにも欠けるのです。
リズムを大きくとらえる国の選手達は、一つ一つの動きが緩慢にさえ見えますが、実際のスピードは伸びがあり早いのです。
これ等は文化の違いでもありますが、サッカーという競技は後者の国々の文化との相性が良く、それが今日の勢力図にも影響を及ぼしているようです。

後、ポリリズムには一見4拍子に聞こえるものでも、違うリズムを内包しているものがあります。
いわゆるノリというやつですが、人によっては「訛り」ととらえる人もいますね。
これは又違う機会にでも。

<今回のCD紹介>
前述した「アフリカン・ミュージック・ナウ」で演奏されていた、セネガルの伝統音楽「サバール」です。
演奏していた本人のCDは見つからなかったので、とりあえずこちらで。

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2007年05月04日

リズムを意識する事、意識して崩す事

「リズムをとりながらプレーしなさい」
と言っても、人それぞれの捉え方とリズムに対する認識の違いがあります。

ここで言う「リズム」とは一定の間隔で発生する(させる)拍子、もしくは譜面上の音符を指すのではなく、人間のバイオリズムに沿った「脈動」に近いものととらえています。

機械的なリズムは、メトロノームやリズムマシーンで一定の周期で出す事が出来ます。
その装置の使い方さえ分かれば、誰にでも同じ「リズム」を出す事ができます。
意識すれば(すり込まれていれば無意識でも)、いわゆる「正確なリズム」で行動する事は可能です。

長らく、カラオケや打ち込み音楽主流であった日本の音楽シーンを背景に持つ若い選手達の多くは、商業的に娯楽と生活が分離された生活において、生のリズムを体感するという機会が極端に無くなりました。
それは、生の演奏、手拍子、踊りなどお金など出さなくても得られる文化的な感覚です。
それらは今では非日常的な「娯楽」としての存在が大きくなっています。

脈動したリズムは、所属しているコミュニティなどの環境にも大きく作用されます。
日本人とブラジル人のリズム感が異なるのは当たり前。
文化が全く違う訳ですから。
そのブラジルの中でも地域やコミュニティによってまた異なる。
それらはそこで培われて、受け継がれて来た人間の歴史でもあります。
時が経つにつれ変化するにせよ、リズムは人から人に受け継がれ、文化として地域に根付きます。
そしてそれは人間の体と意識を通過していきます。
それは日常的な娯楽としても存在してきました。

ブラジル人には、いまだに「日常的な娯楽」としての音楽が生活の一部として存在します。
日本ではそれがかなり薄まってしまったようです。

ことサッカーでは、リズミカルな動きが要求されます。
皆同一のリズムを求められているわけではなく、それぞれが異なったリズム感で効果的に正確にプレーする。
リズム感を持っていても、それをプレーに反映させるには訓練が必要になります。
今の日本では、リズムを体感するにも日常から意識的に行う必要が有ります。
日常にないのなら作り出すか、その場を探すか。
「楽しむ」ことも大きな要素の一つでもあります。
それによって意識する事が苦痛にはならなくなる。そういう風になっていけばいいのです。

意識も訓練ならば、プレーに反映させるのも訓練です。
こちらの方が大変かもしれません。
意識レベルのリズムを体内の脈動として、筋肉に染み込ませていかなければならないからです。
ダンスと大差ないのです。
ですから、出来るだけ若いうちから行うのがいい。
出来るだけ生の音楽に触れ、出来なくてもいいから繰り返していく事です。
気がついたらプレーのリズムで遊ぶことが楽になるはずです。

相手のリズムを読んで、わざとリズムを崩す事。
意識レベルのリズムが、体のギアと一体化すればそれも可能になります。
リズムを意識する事が、特別なものではなく日常的なものとして存在する様になれば、一歩世界に近づくのではないでしょうか。
posted by musica-cojb at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

動きが硬いとリズムが硬い

又逆もしかり。

日本人のサッカーだけでなく、様々な競技をよ〜く見ていると感じる事があります。

「リズムが細かい」

という事です。

「え?リズムが細かいのはいいのでは?」
と思われるかもしれません。

が、柔軟性と筋力の伸びが必要とされる競技において、細かすぎるリズムは返ってダイナミックさを失わせます。

日本人の典型的なサッカースタイルを見ていれば分かりますよね?
なんか、せかせか動いていて、良く働くという感じ。
逆にブラジル人やアフリカ系の選手を見ていると、あまりせかせかは動きません。
どちらかというと一回の動きのスタンスが大きい。
「伸びるような」でいて「しなやかな」印象を受けます。
だから一回外されると、もう次は先に行かれてしまってディフェンスは追いつけない。

リズムの正確性を求めるとどうしても細かく取ろうとします。
細かく取ろうとすると、どうしても筋肉がこわばり、硬くなります。
しかし、筋力の「しなり」を利用し、「リズムを大きく取る」と上記のような動きが取りやすくなります。

楽器にしてもそうです。
細かく小手先で演奏するよりも、体全体を使って演奏した方がいわゆる「グルーヴ」が出易い。

以前も書いたかもしれませんが、傾向として、
・日本人のリズムは点
・ブラジル人などのリズムは線
であると。

試合などを見比べれば、恐らく気付くはずです。
それによって何がよくなるのか、変わるのかは考えていただきたい、と思います。

<今回の一枚>
ロス・ムネキートス「Rumba Caliente 88/77」
キューバのルンバ。
聞けない人は聞けない。
濃い音楽です。
でも、アフリカ系のリズムの一端を感じて下さい。



posted by musica-cojb at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカーと音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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